振り返ってみると、大学時代に英語に興味を持ち、勉強したことがきっかけとなり、卒業後に香港に住み、CAの仕事をすることになりました。そして、そこからアメリカの会計士の資格を取り、日系の証券会社、そしてスイスのプライベートバンクで働くところへと繋がっていきました。
香港に住み、様々な国へのフライトに乗務することや、国籍の違う同僚と働くこと、また国籍の違うお客様に対応することなど、日本で会社勤めをしていたらできなかったような貴重な経験をして思ったことがあります。
それは、住む国が違っても、同僚やお客様の国籍が違っても、仕事をする上で1番大切なことは同じ。
それは「相手への思いやり」だということです。
仕事をする上で、人と協力することはとても大切です。そして、良いチームワークを組んで、充実感を持って働くためには、相手への思いやりが必要です。
また、お客様に接する時には、国籍に関係なく、思いやりを持った対応が求められます。
そして、自分の仕事にも、思いやりを持って働くことが大事です。
今の学校では、グローバルな人材を育てる様な教育が進んでいますが、根本的に大事なことは、この「思いやり」であることを伝えたいと思います。